ランタンの中でも特別なイメージのある燃料ランタン。メンテナンスが難しいといった記述をよくみかけます。
自分でも燃料ランタンを買うにあたって、情報収集をしましたが燃料の保管やランタン本体のメンテナンスについては少しばかり厄介なのかなという印象をもっていました。
そんな印象を持ちながらもやはり燃料ランタンが欲しい、LEDランタンにはない魅力を感じ実際に購入して使った感想についてお話をします。
ペトロマックス HK500
燃料ランタンにもいくつか種類はありますが僕のランタンはペトロマックスのHK500。
ジャジャ馬として知られるこのランタンですが、結論から先に言うと全然大したことない。どこが難しいの?というレベル。
自慢ではありませんが僕は割と不器用属性です。工作も得意じゃないし、機械いじりとかも同じく得意ではありません。そんな僕でも使えるランタンです。
炎上注意!点火方法にコツあり。
炎上というのはLEDランタンではまず起きないトラブルです。こういったところが扱いが難しいといったイメージにつながるんだと思います。
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僕もこのように炎上させたことがありますが下記のことに気をつければだいたい炎上を防ぐことができます。
- プレヒートをしっかりする
- 点火手順を確認する
- 使用前後に各部の緩みなどの確認
プレヒートはしっかりと
燃料ランタンで必要なのがプレヒートです。このプレヒートはあらかじめランタンを点灯させるまえに燃料の通り道を熱するための動作です。
このプレヒートを十分に行わないと燃料が気化せず、燃料が液体のまま吹き出して炎上につながります。プレヒートの目安時間は夏場で1分半、冬場で2分程です。長くて2分なのでしっかり行いましょう。
また、プレヒート中にはタンク内の圧力が低下してくるので適度にポンピングをすることが大切です。
点火手順を確認
- 手順1タンクに燃料を入れる1リットルタンクです。規定値以上入れないこと。
- 手順2ポンピングで圧力を規定値にポンピングで規定値まで圧力をあげます。上げすぎもいけません。
- 手順3プレヒートをするプレヒートはしっかり行います、1分半から2分。
- 手順4グリップホイールを↑から↓にグリップホイールを↑向きから↓向きへ回します。
※ポンピング前にグリップホイールの向き↑になっていることを確認します
- 手順5点火グリップホイールの向きを回すと点灯開始です。
1度だけグリップホイールの向きが最初から↓向きになっていてプレヒート中に大炎上させました…。慣れてきた頃だったので点火前の確認を怠っていたのが原因です。
使用前後に各部の点検をする
上記のように点灯させる前にも緩みがないかなど点検をしますが、キャンプから帰ったあとにも1度は点検をしましょう。
ここでの「点検」ですが、決して特別なことをするものではありません。では何をするかというと各部に緩みがないか触ってみて、緩んでいれば締め直すだけです。点検というと仰々しいイメージですがあくまで「チェック」レベルのものなので誰にでもできることです。
メンテナンスは難しくない
すでにお伝えしたとおり、ただチェックをするだけです。
その他、メンテナンスといえばマントルが破けてしまったときにマントルの交換をしたり、燃料の吹き出し口に汚れがあるときは付属の工具でその汚れを落としてあげる程度。それに加えて緩みがないかのチェックです。
僕がHK500を使ってわかったのはメンテナンスは難しくないということ。たしかにLEDランタンと比べればちょっとした準備が必要ですが専門的な技術や知識がなくても十分に使いこなせます。
hk500を使ってわかったこと
ではhk500のメンテナンスが難しくないということをお伝えしましたが、使ってわかったことをいくつかお伝えします。
まずわかったことは、持ち運びには専用のケースが必要ということ。買った当初は外箱に入れて持ち運びをしていましたが、何度かキャンプに持っていくうちに紙の外箱はヨレヨレに。そしてボロボロになってしまいました。
それでは見た目もよろしくないのと、車に乗せている時に外箱の紙が車の荷室に散乱してしまったのでいよいよ純正ケースを買うことに。
まとめ
燃料ランタンの中でも「灯油」を燃料としたHK500ですがメンテナンスは難しくありません。が、少し手間がかかります。その手間も楽しいと感じることができそうなら燃料ランタンはとてもおすすめです。
「ガソリン」ではなく「灯油」のランタンをわざわざ選んだのは、燃料の保管や運搬のことを考えると灯油は発火点が低いのでガソリンよりも取り扱いに気を使わないからです。もちろん灯油の取り扱いにも気を使いますが、家庭用の灯油ストーブを想像してもらえればいいと思います。
LEDでは表現できない明かりを僕たちに与えてくれる燃料ランタン、毎度キャンプの夜の主役としてサイトを照らしてくれています。