スノーピークの人気2ルームシェルター、ランドロック。公式オンラインのランキングではいつも上位です。
「ランドロック」はネーミングの通り迫力あるサイズで、その広い空間が生み出す快適性は最&高の二文字。
この場合は三文字か?
さて、ランドロックのキーワードで検索をするとサイズについてよく調べられているようです。
そこで今回は気になるサイズを設営や使用感といった部分にスポットをあてて記事にしていきたいと思います。
テントのサイズアップを検討中の方や、これから新たにテントを購入する方の参考になればと思います。
ランドロックのサイズ

出典 ,snowpeak
スノーピーク公式より、
- 【たて】 625センチ
- 【よこ】 405センチ
- 【たかさ】 205センチ
となっています。
これは本体のみのサイズなので、実際には張り縄の分も含めたスペースが必要になります。
この数値を見ても大型テントだということがわかりますが、参考までに一般的な5ナンバーのミニバンのサイズは、
- 【たて】 469センチ
- 【よこ】 169センチ
- 【たかさ】 184センチ
が一般的となっており、数値だけみた場合、ランドロックの中にミニバンがすっぽり収まってしまうことになります。
ランドロックの大きさのイメージ、わきましたか?

横に並べたミニバン。ランドロック大きい!
設営からみるランドロックのサイズ感
さて、本体の大きさがわかったところで気になる設営について。
この記事を書いている僕は身長183センチ。
設営に困ることはなく、時間はかかりますが1人でも設営可能です。
ただ、一緒に設営をする妻(小柄)からするとフレームを通したりする作業は問題ありませんが、そのフレームに接続するプラスチックフックをつける作業は背伸びしても届かない部分がありました。
女性やこの部分が心配な方は、踏み台などを利用して設営をする工夫が必要かもしれません。

出典 ,snowpeak

出典 ,snowpeak
さらにオプションのシールドルーフを付ける場合には本体より高い部分へ取り付けをする事になるのでより手が届きにくくなります。僕も背伸びをしてなんとか届く感じです。
やはり踏み台は1つあると便利かもしれませんね。
スノーピーク(snow peak) ランドロック シールドルーフ TP-670SR
サイトレイアウトについて
オートキャンプの区画サイズは10m×10mが一般的なようです。
ランドロックを張り縄まで合わせた場合は10mのうちの縦をほとんど占めることになります。

3DCGをかっこよく作りたいという気持ちだけで作成。
クルマをサイトに駐める場合は幅約4mのランドロック(張り縄入れるとそれ以上)と幅約1.7mのクルマでサイトの面積を使い切る形になります。
レイアウトとしては、ランドロックとクルマを平行にする場合がほとんどで、区画サイトでは配置が限られてしまいます。
そして区画サイトは真四角とは限らないのと、サイトに植林などがされていることもありランドロックの設営が難しいことも。
キャンプ場を予約する際にはサイトの大きさとは別に、そのあたりも確認しておいた方がよいでしょう。
一方で、フリーサイトであればタープを連結させたりとレイアウトのバリエーションも増えていきます。
使用人数と使い方について
普段はファミリーキャンプで使っているランドロック。我が家は人間4人と犬1匹ですが、広々使えて快適です。
ここ1年は我が家に加えて友人2人と一緒にキャンプに行くことがほとんどですが、6人でも使えるサイズにはかなり満足しています。
リビング部分にはテーブルをひとつ、それに人数分のチェアを。更にクーラーボックスや道具類一式を配置して4人で広々、6人でちょっと手狭かなといった印象。
ベッドルームとなるインナーテントは、家族4人ならゆったり寝られて端に着替えなどを入れたリュックを置いても余裕があります。
6人になるとスペースに余裕がなくなってくるので、1人はリビング部分にコットを設置して寝ています。
そしてテントとして活躍するランドロックですが、インナーテントをつけないでシェルターとしても使えます。

出典 ,snowpeak
シェルターとして使うのは仲間内でのバーベキューに。
前後パネルをオープンにして、トンネル状のシェルターに。強い日差しが照りつける夏場のバーベキューでは日陰を確保することができ、春先や秋口のバーベキューでは寒さをふせぐ壁となってくれます。
キャンプをする人にはランドロックは有名ですが、しない人にとってバーベキューで初めて見るランドロックへのリアクションは気持ちいいほど驚いてくれます。これは僕の密かな喜びです。
サイズゆえの問題
ここまで大きいランドロックの満足点を挙げてきました。
しかしサイズゆえの問題があります。
まず撤収時。雨が降っていなくても結露で湿ってしまうテントは「乾かす」という作業が必ず必要になります。そこでランドロックは大型なので乾燥に時間がかかってしまいます。

日陰だと乾くのに時間がかかります
そして収納袋に入れるのが少し大変です。何度も設営と撤収を繰り返していくうちに慣れていきますが、慣れるまでは収納袋に入りきらないなんてこともありました。
収納のコツは収納袋を置いて横幅を見ながらテントを丸めていくということ。こうすることでキチンと収納袋に収まります。

出典 ,snowpeak
ランドロックのサイズまとめ
- 6人でも使用可能なビックサイズ
- 設営には高いところに手を伸ばす場面がある
- 区画サイトでは大きさに注意
- 撤収はちょっと大変
6人でも満足できるサイズ感で4人なら広々快適に過ごすことができます。そして設営については簡単にできますが、1部高いところにフックをかける作業があるので小柄な女性などは注意が必要です。
そして一般的な区画サイトではランドロックとクルマでぴったりなのでタープを張るのは難しいと思います。ただしランドロックのフロントパネルをタープとして使えるので問題ありません。
撤収はサイズゆえに大変な部分はありますが、それを上回る快適性を手にすることができるので特別デメリットと感じることはありません。
家と同じように、広いということだけで安心感を得ることができます。実際のサイズをみたいなという場合はスノーピークのお店で設営講習会をしていたり、ランドロックを設営した状態で展示してあることもあるので1度チェックしてみるのもおすすめです。